ご家庭できる在宅医療の例を紹介します。
IVH(中心静脈栄養)の管理
口から食べることが出来なかったり、難しい方が栄養をとる為に行う方法で、胃瘻(いろう)かこの方法を選択します。
腕から入れる点滴より高カロリーの輸液が入ります。ポンプで管理しますが、 ご自宅でも御家族で、使用出来ます。
胃瘻(いろう) の管理
口から十分に食べられない方、飲み込みの悪い方が栄養管理するために、胃にチューブを挿入する方法です。定期的な交換が必要ですが、胃瘻の種類によっては在宅での交換が可能です。
在宅酸素療法(HOT: Home Oxygen Therapy)
ご家庭に酸素濃縮装置を設置し、体に必要な酸素を十分に取り込めない慢性呼吸不全などの患者様が不自由な入院生活から離れ、在宅でQOL(生活の質)の向上をはかれる方法です。 (携帯用酸素ボンベで外出することも可能です)
気管カニューレの管理
気管カニューレは、のど表皮を切開し、気管に管を挿入して酸素の吸入や痰を吸引を行いやすくするものです。定期的に交換を行います。
吸引器
のどの奥、口の中、鼻の穴に詰まった痰や唾液、鼻汁、食物を自力で吐き出せない場合に、それを取り除くために用いる装置です。
尿道カテーテルの管理
排尿困難に陥った場合に尿道にカテーテルを挿入し、膀胱内の尿を体外に誘導する方法のことを尿道カテーテル法といいます。定期的に交換を行います。
褥瘡(じょくそう)の処置
じょくそうと読み、床ずれと同じ意味です栄養状態の悪い方、 寝たきりの方に発生する皮膚の症状です。体重のかかる場所に出来ます。
持続微量注入ポンプ法 (バルーンタイプ) の管理
モルヒネ等の痛み止めの注射液を持続的に皮下から注入させる方法です。